世界の現代アート|人気のアーティストまとめ

今まで知らなかった世界を知るなら、世界の現代アートに目を向けてみるのが、新しい扉を開く足掛かりになります。言葉で説明するにはあまりにも難しいジャンルですが、実際に作品を見ることで、感覚的に作品に込められたものが理解できるはずです。

また、これまでのアートに囚われることなく、自らの表現を追求しているのがこのジャンルの特徴です。アメリカ人のキース・ヘリングは、1958年にペンシルベニア州で生まれ、1980年代に一躍有名を集めたアーティストです。作風はポップで原色に近い色を使い、独自の方向性を感じさせる印象の強さがあります。

更に、ストリートアートの先駆者としても知られ、地下鉄の広告掲示板に描いた作品で注目を集めました。残念ながらAIDSを患い31歳でこの世を去っていますが、作品は現在においても高く評価され、日本でもTシャツなどのグッズになっているほどです。

同じくアメリカ人のジェームズ・タレルは、空を切り取ったかのような現代アートの作風で有名で、空間を使った表現に優れます。光と空間を組み合わた表現は、知覚という人間の作用に着目したことから生まれ、光の存在を改めて認識させる意図が込められています。

アートなので目で見て作品を捉えますが、ジェームズ・タレルの作品は、見るよりも体験することに比重を置いているのがポイントです。写真で見ても作風の力強さに気がつけますが、作品の前に立って体験することで、よりテーマや表現の意図が理解できるようになります。

ジェフ・クーンズは絵画や彫刻作品の現代アート作家で、俗悪や安っぽさを意味するキッチュな作品を手掛けます。10代でダリに崇拝していて、ダリ本人に会いに行ったという経歴があります。絵画を学び1980年代に頭角を現し、ようやく美術家の1人として認められ、自分のスタジオを持って作品作りに取り組みました。

ジェフ・クーンズの彫刻作品はサイズが大きく、バルーンアートを模したオブジェは日本でも有名です。あえて金属的な質感でメタリックな配色を行い、キッチュさを出すことで他のアーティストとの違いを生み出しています。作風から評価は分かれるところですが、独自性を持っていることは間違いなく、良くも悪くも印象に残るアーティストだといえるでしょう。

現代アートの作風から評価は賛否両論。昔のアートと一体何が変わってきているのか…

現代アートの作品集


印象に残る日本人アーティスト


印象に残るといえば、日本を代表するアーティストの1人、村上隆もその評価に値する人物です。

作品は彫刻中心ではありませんが、ポップなアートには日本らしい独自性を加え、特に海外を意識していることが窺えます。ポップといっても既存のありふれたものとは異なり、日本のアニメをベースにしつつ、浮世絵や琳派を採り入れています。

作風はフラットで奥行きを感じさせませんが、訴え掛けてくる力強いエネルギーがあります。本人はアニメ好きを認めていて、多くの作品から影響を受けたりインスピレーションを得ています。

見る人を選ぶキッチュさは、ある意味でジェフ・クーンズに共通するところがあり、過去には対談が行われました。立体作品も手掛けていますが、彫刻ではなくいわゆるフィギュアで、ここにも村上隆らしさが現れます。

独特過ぎるので、初めて見て理解できないのも無理はないですが、印象深く感情を動かされるのは間違いないです。それが好意的な感想に結びつくかは別ですが、少なくとも現代アートとしての力を持っていることは確かです。1つの事実として、過去の作品がオークションで約16億円の値をつけていますし、しかも海外で評価されたことが大きいです。

アートは見る人の様々な感情を引き起こし、エネルギーを与えてくれるもの…

世界的な日本の現代アートでは、水玉模様の作品で有名な草間彌生も外せないです。

幼い頃の幻聴や幻覚が切っ掛けで絵を描き始め、本格的にアートの世界に足を踏み入れ、渡米した際には過激なパフォーマンスで一気に注目されました。一面に広がる反復した水玉模様のエネルギーは圧巻で、どの作品にも誰に真似できないような草間彌生の世界観が確かに存在します。

絵だけでなく立体的な作品も数多く残していて、見る人の様々な感情を引き起こしたり、強いインパクトが脳に焼きつける感覚を覚えさせます。90歳になっても未だ衰えない挑戦の意欲から生まれる作品は、生きる活力のようなエネルギーを与えてくれます。

マーク・ロスコは抽象的な絵を描くアーティストで、抽象的な表現を突き詰め続け、66歳の時にこの世を去りました。作品の周りの色は空間を現しているとされ、その中に四角を描き入れる作風が印象的です。シンプルで難解ですが、だからこそ様々な解釈が生まれ、見る人によって評価が変わります。

分かりやすさとは対極に位置しますが、フィーリングが合う人であれば、作品を見た瞬間に何かを感じ取ることができるでしょう。作品の1つは現代美術史上の最高額で落札されていますから、単なる価格価格だけでなく、マーク・ロスコの作品には見る価値があります。

このように、現代アートと一口に言っても作風は皆ばらばらで、異なる方向を向いて突き詰めていることが共通点となっています。

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