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松井紫朗
「Like when you miss button your shirt」

2011年11月11日(金) - 12月6日(火)
OPEN 11:00 - 19:00
会期中無休


ABOUT THE EXHIBITION

松井紫朗は1960年奈良県生まれ。86年京都市芸術大学大学院美術研究科彫刻を修了後、伝統的な技法を用い多様な素材を使用した巨大な彫刻作品を発表し始め、早くから「関西ニューウェーヴ」の担い手の一人として注目されました。90年代初頭からは人工素材であるシリコーン・ラバーを用い、展示空間へと拡張するような作風の作品を発表。近年ではバルーンなど使用した、よりダイナミックでサイト・スペシフィックな作品を制作しています。

松井の作品の根底には一貫して人間の感覚・知覚、とりわけ空間認識へのあり方への考察が感じられます。初期の巨大な彫刻から、シリコーン・ラバーの作品、そして近年のバルーンの作品まで、松井は常に作品とそれが置かれたことによって変容する空間に意識的であり、観るものの知覚や認識を揺さぶるような作品を制作してきました。
本展では主に90年代に制作されたシリコーン・ラバーのシリーズを展示します。古典的な彫刻の鋳造方法と同じ型抜きの手法で型どられたシリコーン・ラバーの立体作品や、シリコーン・ラバーをキャンバスに貼り付けた作品など、人工的な色彩を放ちながら独特の質感やボリュームをまとい、流動性を感じさせるフォルムは、我々見るものを惹きつけ、また同時に違う次元の空間へと誘うことでしょう。

シリコンラバーを用いた作品は、鮮やかな「色」として受け取られると同時に、個性的な「物質」感を持つものとして強く印象付けられます。これによって見るものを、平たい形状だとしても、実際には存在しない空間のつながりを意識するように誘い、逆に立体的な形状であるにも拘らず、いつの間にか平板なイメージの中へと引きこみます。
この経験は、ボタンを掛け違えた服を着ている感覚に例えられるでしょうか。一連の作品は、この経験、「ボタンを掛け違えた服」の、どこが間違っているのかを探しているうちに、「掛け違えた」という意識自体が膨らみ、それを加速させるようなさまざまな試みです。

松井紫朗

EVENT

(C)BLD GALLERY

トークイベント 松井紫朗×O JUN(現代美術家)

ともにドイツ滞在の経験を持つお2人、当時の時代背景や制作秘話、お互いの作品についてお話いただきます。

日時 : 11月12日(土) Open16:20 Start16:30
料金 : 500円(定員50名)


ARTIST

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松井紫朗 (MATSUI Shiro)
1960 奈良県生まれ
1984 京都市芸術大学美術学部美術科彫刻専攻卒業
1986 京都市芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
現在、京都市芸術大学美術学部准教授


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